つらつら~~

個人的趣味の鉄道模型のやっつけ工作を中心に…。

2011/09/04

【完成報告】大糸線の旧国 クモハ12001他

 どうもお待たせしました。さとうです。
引っ張るだけ引っ張った

完成報告♪

です。でもって一応これの続きです。
 では1両ずつ行きます。今回は

24年前のヘボ作品の写真

も最後に入れておきます。なお、24年前の

青春の残像

は、今回の車両竣工によって

全車廃車(処分「解体」)

となりました。
 ではまずはクモハ12001です。
クモハ120012-4位クモハ120013-1位
 実物はモハ34005として昭和8年8月30日使用開始とあります。このころ、大阪では20m級国電である「モハ40」系が登場してましたが、東京の国電(省電)区間は、新規製作の車両もまだ17m級でした。ただ、この車両は一応「モハ40系」の一員なので、車体長以外の基本スペックは大阪のモハ40系に準じたものでした。戦前は東京界隈で増結用などに使われていたようですが、戦時中の輸送力増強政策でそのほとんどが片運転台化されました。さらには残った両運車もほとんどが荷物車に改造されてしまい、戦後の形式称号改正(昭和28年)において「クモハ12」を名乗ったのは同族25両のうちわずか4両でした。
 クモハ12001号は東京から比較的早く大糸線に転属し、同線生え抜きの旧信濃鉄道の電車を置き換えたようです。その後、冬季の架線霜取り対策としてパンタグラフを増設しました。ただこのパンタグラフは、いわば「霜取り専用」みたいなもので、パンタグラフ上昇用の空気管はあるものの集電対策はとられていなかったようです。
 しばらく大糸線に所属していたものの、昭和40年代中頃に静岡運転所に転属し、構内入れ替え及び職員輸送用として使われた後、昭和58年2月19日付で廃車となりました。
 今回はまじめに切り継いで、元車であるクモハ11400番台との車体長の差も一応ねらったつもりです。まあ仕上げは、やはり荒いですね。と言うことで、次に24年前の青春の遺物です。
旧作クモハ120012-4位
こちらは単純にクモハ11400のキットを両運化しただけなんで、車掌台側の乗務員扉次位の窓を修正してないわ、継ぎ目ボコボコだわ、と言う感じです。
 では次。クモハ54101です。
クモハ541012-4位クモハ541013-1位
この車は「モハ60026」として昭和15年11月8日使用開始の車が元です。当初、この「モハ60」型電車は東京地区に配属されましたが、この026号は同車初の大阪配置の車です。外観上元々はノーシル・ノーヘッダー・張り上げ屋根という、省電のトップモードを誇った車両です。まあ裏の事情としては、いよいよ戦時体制と言うことになり、電車についても工数の削減、材料統制の結果生まれた「戦争の産物」なんですけどね。
 戦後もしばらくはロングシートのままでしたが、世の中も落ち着いてきた昭和28年に、大阪緩行線の電車もセミクロスシート化することになり、ドア間に片面2組のボックスシートが配備され、型式番号も「モハ54101」となりました(昭和34年称号改正で「クモハ54101」になる)。
 しばらくの間は大阪緩行線ですっ飛ばしていたんですが、その後仙石線管理所に転属となり、その時に寒冷地装備としてベンチレーターがグローブ型から押し込み型に変更となりました。更にその後、今度は大糸線に転属となり、流浪の人生も北アルプスの麓で終焉を迎えることとなり、大糸線新性能化後の昭和56年9月16日付で廃車となりました。
 模型の方はもうこれは古典的方法。クモハ41系の側板にクモハ51の妻板・屋根を組み合わせる方法です。まあ本文中にも書いてますけど、その結果車体長さが約1mm延びてしまいました。では次に旧作品。
クモハ54101旧作2-4位
筆塗りで塗装してるんでボコボコです。旧作では、乗務員扉後方の縦どいまでクモハ51のものを使っているので、乗務員扉とその次の窓の間が詰まっています。
 では次。サハ57401です。
サハ574012-4位サハ574013-1位
この車は「サハ57006」として昭和8年11月1日使用開始の車が元です。この車は同年代のモハと様式が揃えられ、同じ形式でも大きく3タイプあるんですが、昭和8年製はシル・ヘッダー付きで、更にリベットまであるタイプです。当初は東京管理局に配置され、東京界隈でブイブイ言わしていたんですが、戦後、大糸線に転属したようです。その後、しばらくは便所無しで使われていたようですが、昭和42年に便所取り付け改造がされ、同時に「サハ57401」に改番されました。
 この車は大糸線新性能化直前の昭和56年6月6日付で廃車されています。
 模型の方はお約束のクモハ41/クハ55キットの切り継ぎです。まあ比較的単純な切り継ぎながら、シルとヘッダーがあるのでそれらがビシッと揃っていないとみっともない、と言う作品です。結果は、

みっともないですm(__)m。

まあでも遠くから見れば大丈夫かな、と。それに、旧作よりましだし。
旧作サハ574013-1位
 旧作も同じ方法で切り継いでいますが、寸法取りがいい加減なので側板が折れてます。それと、トイレ窓あたりの処理をしていないので雰囲気だけですね。トイレ側の妻板の処理もいい加減だし。
 とまあそう言うことで次はクモハ51027です。
クモハ510272-4位クモハ510273-1位
 勘の良い方だと、「大糸線末期にはこの車はいないはず」と思われたんではないかと。答えから言うと、確かにいません。実車は、昭和12年2月27日に大阪局で使用開始の後、戦後は飯田線→大糸線→飯田線と転属を繰り返し、昭和54年2月5日付で静岡局管内(つまりは飯田線)にて廃車になってます。でも、クモハ54101を基準として編成を組むときに、奇数車のクモハ51が必要なんで作りました。きっかけとなったTMSの綿貫さんの作例でも同じ理由で編成に登場しています。
 作例の方はGMクモハ51キットの基本的に素組みです。他車に合わせて手すりの追加などをやっただけです。この車は動力車です。では旧作品。
旧作クモハ510272-4位
まあ特筆することはないです。旧作も素組みだし。では次。クハ55436。
クハ554362-4位クハ554363-1位
 この車は元々は中間付随車であるサハ57039として昭和16年7月1日から使用開始されました。戦時中から戦後しばらくはサハのままでしたが、これらの電車が地方線区に転出する際に先頭車が不足するため、昭和34年11月6日付けで制御車であるクハ55310に改造されました。
 制御車改造後も東京管理局管内に配置されましたが、後に大糸線に転属。昭和42年に便所設置改造を受けてクハ55435となり、1年後改番でクハ55436になりました。この車も大糸線新性能化まで生き残り、昭和56年9月16日付で廃車となっています。
 模型の方はGMのクハ55キットから作りました。本当ならば、キットのプロトタイプであるクハ55原型車とは乗務員扉周りの寸法が違うようなんですが、まあそのままでも全く問題ないくらいに似ているんで作例はそのままです。ただね、もしかすると、2位側の乗務員室扉向かって左側の手すり配置が違うかも知れません。では青春の遺物。
旧作クハ554362-4位側
旧作の前面は低屋根用連結面を使ったんで貫通扉が木製です(実物はプレスドア)。それと、配管の削り方がぐちょぐちょです。正面向かって左側に付いているサボ受けは、その後の調査で無いことが分かったので新作には付けていません。
 さてここからは完全新規作成品です。まずはクモハ51013です。
クモハ510132-4位側クモハ510133-1位側
 この車は昭和12年3月12日に東京管理局で使用開始された東鉄配置のクモハ51型です。でまあ、そのまま何もなければ良いんですが、戦争中の昭和18年10月に戦時改造によるシート整備工事(定員増加をねらった座席半滅工事)を受けてモハ41068に改番されました。
 戦後、世の中もようやく落ち着いてきたと言うことで、東京管理局配置のモハ51型は大阪に転属となり、更に昭和27年に座席復元工事の上モハ51013に番号も復元されました(昭和34年称号改正でクモハ51013)。
 その後、大糸線に転属となり、新性能化直前の昭和56年6月6日付廃車まで活躍を続けました。
 模型の方は、先のクモハ51027と同じなので特筆する部分はありません。
 さて最後。クハ55438です。
クハ554382-4位クハ554383-1位
 この車は先のクハ55436とほぼ同じような改造経緯をとっています。昭和15年5月31日使用開始のサハ57021に始まり、制御車改造でクハ55330(昭36)→便所設置改造でクハ55439(昭42)→改番でクハ55438(昭43)となっています。
 元が昭和15年製のサハ57改造車なので、今回作品中のクモハ54101と同じくノーシル・ノーヘッダーの美しい車両が原型です。昭和56年8月25日付け廃車となっています。
 模型の方はクハ55キットからで、シルとヘッダーを削っただけでなく、前面の窓枠なんかもいじっています。

 と言う感じで、青春の遺物を片づけつつ、久々にGMキットいじりをやってみました。以前に比べて慎重に作業をした方だとは思うんですが、

ワシ、時間かけすぎ!

と言うところが反省点ですかね。次はもう少し

スピード

を意識しても良いかも知れませんね。でもねぇ、高校生の時と比べると、平日に時間無いから仕方ないかな。まあそう言う感じで、すでに次のネタは進行してます。まあとりあえず、

大糸線の旧国第1ステージ

は終了と言うことで。

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